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  乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン第607号  2026.1.13.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【トピックス】
NEW! 1.【オピニオン】みどり・あお・るりは、どんな色? その3
NEW! 2.【観察報告】1月4日の乙女高原
    3.【活動案内】第23回乙女高原フォーラム  1月25日(日)
NEW! 4.【活動案内】乙女高原自然観察交流会2月 2月7日(土)
    ■乙女高原自然観察交流会
    ■街の駅やまなし「乙女高原展」/出版物/SNS
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【メールマガジンのバックナンバー】 https://fruits.jp/~otomefc/maga.html
【乙女高原ファンクラブのサイト】 https://fruits.jp/~otomefc/
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0.【トピックス】
●1.乙女高原ファンクラブ入会パンフレットを新しくしました。A4判カラー両面印刷を半分に折って使います。ウェブ上でも公開しました。
https://fruits.jp/~otomefc/2026.1nyuukaipanfu.pdf
 これを機に、グーグルフォームからも入会申し込みができるようにしました。書き込む個人情報は最小限にしたいので、基本的には氏名と住所を記入すればいいようにしました。住所を書いていただくのは、会報を送付するためです。
https://docs.google.com/forms/d/1VsXj1ZWGBBvCprkp7zMhX7vSlyAyT4nzuUPEUOJPX7c
まだの方はぜひ入会をご検討ください。
また、パンフレットは「紙」でも作りましたので、まわりに広めたい方はぜひご連絡ください。必要部数をお送りします。

●2.乙女高原では1時間おきに気温を計っています。2025年1月から12月のデータを集計しました。
・2025年の平均気温は7.9℃ (2024年は8.3℃、2023年は7.8℃) でした。
・2025年の最高気温は28.0℃ (2024年は29.0℃、2023年は27.0℃) でした。
・2025年の最低気温は-14.0℃ (2024年は-12.5℃、2023年は-18.0℃) でした。
 皆さんの気になるのは「温暖化の兆候は見られるか?」だと思います。調べてみました。
 気温は年による変動が大きいので、その変動を「ならす」ために5年平均を取ってみました。乙女高原では2010年から1時間おきの気温計測をしていますが、2015年は約2か月間の気温データが欠落しています(すみません。私のミスです)。ですので、2015年を除いて、2010~2014年までの5年平均を①、2016~2020年を②、2021~2025年を③とします。
・平均気温は、①6.2℃ ②7.0℃ ③7.7℃ と、上昇傾向が見られます(15年間の平均は7.0℃)。
・最高気温は、①26.5℃ ②26.8℃ ③27.6℃ と、これも上昇傾向が見られます(同27.0℃)。
・最低気温は、①-15.0℃ ②-15.7℃ ③-14.7℃ と、上昇傾向は見られません(同-15.1℃)。
 16年間、地道に測定を続けてきたおかげで、ようやく経年変化についても言及できるようになりました。

●3.「ハウジングアンドコミュニティ財団」からいただいた助成金の一部で、乙女高原での案内活動に活用できる書籍を購入しました。クマのことを知っていただきたいので、クマに関する本を重点的に買いました。昨年度購入したものも合わせて 『乙女高原文庫』には、現在59冊の書籍があり、会員であればどなたでも閲覧できます。いつもは乙女高原グリーンロッジに置いていますが、冬の間はロッジまで車で行けませんので、一部を事務局で預かっています。1/25(日)の乙女高原フォーラムに持参します。「移動図書館」です。読みたい方は貸出簿にご記入の上、借りてください。

●4.(再掲) 1/25(日)は第23回乙女高原フォ-ラムです。スタッフは11:30集合(クラブで弁当を用意します)。一般参加者は13:00からです。テーマはチョウ。ぜひ、ご参加ください→3

●5.次回自然観察交流会は2/7(土)です。9:00に道の駅「花かげの郷まきおか」に集まり、集まったメンバーでスケジュールや観察場所を決めるというゆるやかな催しです→4

●6.(再掲) 山梨市駅前「街の駅やまなし」の乙女高原展。今回のテーマは、宇津貴史さんによる『乙女高原のチョウ」写真展です。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/12/22/000000

●7.(再掲) 2025年度第8回乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は1/15(木)、19:00から山梨市役所牧丘支所です。世話人でなくても会員であればどなたでも参加できます。のぞいてみてください。
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1.【オピニオン】みどり・あお・るりは、どんな色? その3

※「色論争」について宇津さんからもお便りをいただきました。紹介します。

私はちょっとだけベトナムに住んだことがあります。ベトナム語でも「緑」と「青」を区別しません。あえて区別するときには「木の葉の青」、「空の青」と区別します。(緑も青もxanh色、区別するときは「木の葉のxanh 」、「空のxanh」)

ところで、青い鱗粉を持ったチョウはいません。青く見える翅は色素によって構成されているわけではなく、モルフォはもちろん、ルリタテハもアオタテハモドキもオオムラサキも、アカタテハの裏にあるほんの少しの青紋も全部、構造色です。つまり、天気や光によって色の見え方が変わります。

さて、ベトナム語の「空の青」ですが、随分と曖昧な表現だと思いませんか? 東南アジアですから、雨季になれば急な豪雨や台風もしばしば。乾季は陽射しが強く、べっこう飴が溶けたような色に感じられます。

空気は透明ですし、そもそも本当に空に色なんてあるのでしょうかね。なんだか般若心経みたいになってきました。

太古の人が、空(くう)という概念や、移り変わっていく空(そら)に色なんてないのだとの認識をもっていたとしたら。ベトナム語の「xanh」は具体的な「木の葉のxanh」の方が先にあり、「空のxanh」は後付けだったように思われます。

天気や光に左右されるものを色とみなしていいのか。むかしの人は悩み、それでもやっぱり「碧」だよな、「紺」だよな、「翠」だよな、と分けていったのかもしれません。まさに空即是色!
いまの世に、「ムラサキシジミ」や「ルリタテハ」がいて喜ばしい限りです。だって、「コウゾウショクシジミ」や「クウタテハ」だったらなんとなく味気なく感じてしまいますからね。
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2.【観察報告】1月4日の乙女高原

 正月三が日明けの1/4、乙女高原に行きました。林道の途中、葉っぱの落ちた木々にヤドリギのまあるい株が付いているのが目に付きました。12/27には金峰山は真っ白でしたが、今回は青いところが増えていました。相変わらず乙女湖は凍っていません。焼山から乙女高原間の林道の一部で路面積雪がありましたが3cmくらいでした。

 草原に着きました。雪はありません。今回は乙女高原のドライフラワーたちをじっくり観察しました。
 レンゲツツジの実は上に向けて開いており、そのまま仏壇に飾ってローソクを立てたくなります。フィールドノートにスケッチしました。実の底には種が溜まっていて、強風が吹くと開いたところからパラパラと落ちてくるようです。手のひらにとってみると、2mmほどのちっちゃな種です。周囲に薄い膜をまとっています。それが翼の役目になり、より遠くまで飛ばされるのでしょう。
 アヤメの実も上に向いて開いていますが、中の黒っぽい種はレンゲツツジほど小さくなくて、翼も付いていませんでした。パラパラと落ちるだけのようです。
 ノコギリソウは種が露出しています。茎を振ると、パラパラ落ちました。
 シモツケは小さな星型の実が上を向いてきれいに並んでいます。星の頂点は五つで、中心から頂点に向けて割れ目が走っています。その割れ目から小さな種がこぼれ落ちてくるようです。レンゲツツジもアヤメもシモツケも実(み)は「上向きに開いて」いて、普段は実の底に溜まっている種が、風が吹いたときにパラパラとこぼれ、散っていくのは共通しています。以前、乙女高原に来てもらったことのある多田多恵子さんは、これらを「塩コショウ方式?でタネを振りまく」と表現していて(多田多恵子『種子たちの知恵』NHK出版)、うまい言い方だなあと感心します。さらに面白いのは、シモツケはバラ科、キリンソウはベンケイソウ科と分類学的には遠縁なのに、「星型の実が上向きにきれいに並んでいて、しかも星に割れ目がある」のがそっくりなんです。キリンソウも塩コショウ方式です。
 ヤマラッキョウは、ガマグチの集合体。小さな小さな昔のガマグチが押し合いへし合い集まっている感じです。ガマグチの中が空のものもあれば(これぞ殻!)、中に種が入っているものもありました。黒くて、粒々した種です。一つの実の中に一つの種しか入っていないように見えました。

 お昼は陽だまりのベンチで食べました。フリーズドライの豚汁をマグカップで飲みましたが、美味しいし、お腹が温まるし、いいですね。朝自分でにぎったおにぎりも美味しかったです。

 午後も引き続き、草原の中を歩きました。
 ハチの巣が落ちていました。スズメバチの仲間の巣なのですが、大きさはハンドボールくらい。茶味はなく、薄いグレーです。キイロスズメバチやオオスズメバチの巣の表面には半円の波のような模様が重なっていますが、この巣の模様は平行に縞がある感じです。木星の表面の縞々模様みたいです。ホオナガスズメバチの一種でしょうか。
 壊れかけていたので、割って、中を見て見ました。アシナガバチの巣のような巣盤が2段になっていました。巣には六角形の幼虫の部屋があり、今はもちろん空き部屋です。でも4つほど空き部屋からカプセル状の突起が飛び出ていました。最初は女王蜂用の特別室かなと思いましたがカプセルの中を調べてみると、ミイラ化したハチの死体が出てきました。もしかしたら、コマユバチみたいな寄生蜂にやられた痕だったのかもしれません。

 ヒヨドリやツグミの声がよく聞こえました。今日もアオシギには会えずじまい。
 本日、データロガーのデータを回収する予定だったのに肝心のパソコンを忘れてしまいました。明日、時間があったら、また来ようっと。
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3.【活動案内】第23回乙女高原フォーラム 1月25日(日)

日 時 1月25日(日) 午後1時~3時30分
場 所 山梨市民会館4階
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
参加費 無料
申込み 不要

■テーマ・・・乙女高原のチョウと生物多様性
 春から秋、乙女高原では、たくさんの花がバトンタッチするように交代で咲きます。花々をチョウたちが訪れ、蜜を吸い、花粉を他の花に届けます。一口に花といっても、大きさも形も色も咲く時期も多種多様。そんな花を訪れるチョウもまた多種多様で、様々な大きさ、形、色、生活があります。
 今回の乙女高原フォーラムでは、チョウにスポットを当てます。乙女高原にはどんなチョウがいるのか、季節によって見られるチョウは違うのか、花以外を求めるチョウはいるのか、幼虫はどこにいて、どんな姿なのかなどを知り、自然観察の楽しみを増やしてください。
 なお、チョウの中には人知れず絶滅の危機にあるものもいます。私たちが今、保全の手を差しのべないと、私たちの子孫は魅力あふれるチョウの姿を見られなくなるかもしれません。フォーラムではそんなチョウたちの現状にも心を寄せていただきたいです。

■ゲスト・・・北原 正彦(きたはら まさひこ)さん
山梨県笛吹市出身。小さい頃から昆虫(特に蝶)が大好きで、その後、蝶の研究に深化し、筑波大学で学位(理学博士)を取得。定年前は、山梨県富士山科学研究所で希少蝶類の生息環境や保全対策について研究し、退職後は衰亡著しい里地里山の蝶の保全を目指して奮闘中。現在、甲武信ユネスコエコパーク保全活用委員会、南アルプスユネスコエコパーク科学委員会、山梨県環境影響評価等技術審議会の各委員、環境省自然共生サイト有識者マッチング制度認定有識者等。
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4.【活動案内】乙女高原自然観察交流会2月 2月7日(土)

・日 時 2/7(土) 午前9時 集合 ~午後3時ころまで
・集 合 道の駅 花かげの郷 牧丘
・持ち物 弁当、飲み物、防寒具、雨具、観察用具

・集まった人で相談して、場合によっては車の乗り合わせで、乙女高原に向かいます。
・途中で寄る場所も、相談して決めます。
・参加ご希望の方は、このメールに返信をお願いします。

※2月7日(土)の次は3月7日(土)の予定です。
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  ■2025年度 (第10期) 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険※などすべて自己責任となります。
●基本的には9:00、道の駅まきおか集合です。そうでない場合は、予定表の( )内をご覧ください。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※2024年度から傷害保険に加入しています。

   【2025年度 自然観察交流会 今後の予定】
  2月 7日(土)
  3月 7日(土)
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  ■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/soshiki/8/2283.html
現在、シーズン52「宇津さんの乙女高原のチョウ」を展示しています。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/12/22/000000

  ■乙女高原ファンクラブ発行の書籍■
(1) 案内人養成講座テキスト『伝えることで守る乙女高原の自然』
 A4判270ページ、モノクロ。頒価1,500円。送料は1~2冊なら430円。
(2) ガイドブック『乙女高原の自然観察』
 A5判32ページ、オールカラー。頒価300円。送料は1冊だと180円、2~8冊だと210円。
(3) 『乙女高原大百科』
 厚さ3cm!! A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2,000円。送料は1~2冊なら430円。
※いずれも、送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください(郵便振替口座等は下に)。

  ■乙女高原ファンクラブ on SNS■
(1)インスタグラム(Instagram)
https://www.instagram.com/otomekogen.fc/

(2)フェイスブック(Facebook)
https://www.facebook.com/groups/516231555081566

(3)ブログ「乙女高原フィールドノート」(Hatena Blog)
https://otomefc.hatenadiary.com/
 「植原が乙女高原に行ったら、3枚の写真を選んで載せる」という原則で運営。

(4)ブログ「乙女高原アーカイブ」(Hatena Blog)
https://otomefcact.hatenadiary.com/

(5)「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」乙女高原スペシャル (YouTube)
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
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